今回は「自転車でキャンプに行くときの注意点」と「おすすめの自転車の種類」について、ランドナー乗りの視点から詳しく紹介します。
私は普段、ランドナーという昔ながらのツーリング自転車に乗ってキャンプへ行くのですが、その経験を踏まえて解説していきます。
目次
自転車でキャンプに行く時の注意点
自転車キャンプは、自然の中で自分の力で移動しながら楽しむスタイルです。
しかし、キャンプ道具を積んで走る分、普段のサイクリングとは大きく異なります。以下の注意点を押さえておきましょう。
1. 荷物の積載バランス
キャンプ道具を積むと重量が一気に増えます。前後に均等に積むことを意識しましょう。フロントバッグとリアキャリアを活用すると安定します。
2. ブレーキ性能の確認
重たい荷物を積んだ状態では制動距離が伸びます。出発前にブレーキシューやディスクブレーキのチェックは必須です。
3. 無理のない距離設定
自転車キャンプ初心者は1日30〜50km程度から始めるのがおすすめです。車体重量+荷物で体力消耗が大きくなるため、余裕のある計画を立てましょう。
4. 安全対策
夜間走行は避け、ライトや反射板をしっかり装備しましょう。また、ヘルメットとグローブは必須です。
5. 食料と水の確保
キャンプ場によっては売店がない場合もあります。水分は最低でも1.5〜2リットルを持ち、補給ポイントも事前にチェックしましょう。
キャンプにおすすめの自転車の種類
自転車キャンプには、用途に合わせたバイク選びが重要です。ここでは代表的な種類を紹介します。
ランドナー
私が愛用しているクラシカルなツーリング自転車です(写真は別)。クロモリフレームで頑丈、キャリアや泥除けの装備が標準的についており、長距離ツーリング+キャンプに最適です。
ツーリングバイク
現代版ランドナーともいえる存在。ディスクブレーキ搭載やスルーアクスル採用で、より安定感があります。
グラベルバイク
ダート道も走れる万能タイプ。キャンプ場までの林道や未舗装路を楽しみたい人におすすめです。
クロスバイク
街乗りと兼用できる万能バイク。キャリアダボ付きならキャンプにも対応可能です。
ミニベロ
小径車でもパッキング次第でキャンプ可能。輪行(電車移動)と組み合わせやすいのが魅力です。
キャンプに必要な装備と積載の工夫
自転車キャンプでは「軽量化」と「コンパクト収納」が重要です。
- テント:ソロ用の軽量モデル
- 寝袋:ダウン系で小さくなるもの
- マット:空気式や折りたたみ式
- クッカー:アルミやチタン製で軽量
- バーナー:シングルバーナーが便利
- フロントバッグ・サドルバッグ・パニアバッグを併用
私はリアキャリア+フロントバッグを基本にしていて、ランドナーの美しいシルエットを崩さずに積載できるのが気に入っています。
キャンプにおすすめのルート・コース選び
キャンプ場までのアクセスを考えると、以下のようなルート選びがポイントになります。
- 交通量の少ない県道やサイクリングロード
- 補給ポイントがある道(コンビニや道の駅)
- 標高差が少なく無理のないアップダウン
- 景色の良いルート(川沿い、湖畔、海岸線など)
私の体験では、川沿いをゆっくり走りながらキャンプ場に入るルートが最も心地よかったです。
私がランドナーを選んだ理由と体験談
ランドナーは古き良きツーリング車で、クロモリのしなやかな乗り味が特徴です。私はロードバイクやクロスバイクも試しましたが、キャンプ道具を積んで走るとなると、ランドナーの安定感とクラシカルな雰囲気に魅力を感じました。
例えば、去年の夏に琵琶湖一周+キャンプをしたとき、フル装備でも快適に走れたのはランドナーならではだと思います。荷物をしっかり積んでいるのに、長距離を走っても疲労感が少ないのは大きなメリットです。今は軽量化しようとしてますが…
まとめ
自転車キャンプは自由度が高く、自分の体力と工夫次第で無限の楽しみ方ができます。
特にランドナーは、荷物の積載性・安定感・クラシカルな魅力から、キャンプツーリングにぴったりの一台です。
これから自転車でキャンプを始めたい人は、ぜひ自分に合ったバイクを選び、無理のない計画で楽しんでみてください。